
恋は賭けから
第1章 波乱の予感
…………………………。
『……………ん…』
……あれ?
私いつ寝たんだっけ…。
歩美は目を擦りながら
ん〜と伸びをする。
窓の外からは明るい日差しが
差し込んできていた。
朝だし…。
…………………………
『朝…?』
朝って朝!?=次の日!?
布団の中でもそもそと蠢いた歩美だったが
何を思い出したか
慌てて起き上がった。
と、と、時計!
時計はどこ!?
今は……………8時…ジャスト。
学校は確か8時半からだから…。
このままじゃ遅刻じゃん!!
『やっばーッ!!!!』
歩美の1日はドタバタと
始まったのだった。
