
恋は賭けから
第1章 波乱の予感
「……ほんと、あなたは頑張る子ねぇ!
誰に似たのかしら?
でも、息抜きも必要だから
気楽に頑張りなさいよ?」
『はいは〜い!
息抜きなら家でしてるも〜ん
じゃ、ごちそ〜さま!』
私は最後の一切れを口に頬張り
二階へと上がる。
さあ、勉強するぞー!!
なんせ、委員長になったんだもん!
私が頑張らないと胸張れないしね!
歩美は今日の新入生挨拶代表として前に出たのだ。
そのおかげで変に有名人に
なっちゃってるけど…。
まだ真新しいケータイを側に置き
さっそく机に向かったのだった。
