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裏・恋のハードル高し!!

第8章 切り替え

電車に乗ると、ミラはため息をはいて生まれ変わった…なんて言い出した。


ミラの視線な先には小さな女の子が、彼氏だろう思われる男子に守られるように電車に揺られていた。


ミラは本当に馬鹿だ。


ちゃんとミラを女の子扱いしてるっつーの!!
この満員電車、ミラのスペース作ってんの俺だし!!


まぁ、この報われなさが片思いの醍醐味だけど。


護られて当然の奴より、一人で立ってる方がかっこいいだろ?!

ちょっと前までミラだってあっち側だったのに、牛乳飲み過ぎてでかくなり過ぎたんだろ!!


思えば思うほど笑えてくる。

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