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これが私の仕事

第4章 第三夜

私は、私達は今、蓮さんの前にいる。蓮さんに全ての記憶を変えし終わったところだ。
私『蓮さん。貴方は流歌を愛していた。しかし、いつしか怨みにかわり、それが原因で死に神になった。今の流歌は貴方が望んだような姿。友達に囲まれ、笑顔を絶やさない人になった。だから、死んでから余計に怨みが募った。違いますか??』
蓮「その通り。だから、俺は蘭を消し、そのまま悪霊になろうとした。だけどさ…やっぱり、俺さぁ蘭が大好きなんだよなぁ…」
流「蓮…俺だって、俺だって蓮が好きだったよ。だから、また02人で一緒に生きようよ!!」
蓮「02人でか…悪くないな。兄さんは生まれ変わったらどこ行きたい??」
流「僕は、ネズミの国かな!!蓮は??」
蓮「俺も。」02人の笑い声がマンション裏に響く。
さて、浄化する時間が来た。私は鎌を出す。
私『聞きたいことがある。流歌は、浄化されたい??』
流「もう少しいたいけど、許されないよね??」
私『残念ながらね。さて、02人とも浄化します。その前に、今から05年前、火事があったのを知っていますか??』
私は必要なことを聞く。02人は顔を見合わせ、同時に横に首を振る。
流「残念ながらしりません。」
蓮「僕は知っているけど、言えない。その答えは君が自力で見つけるものだから。と言うか、元死に神に聞くのは…ね…」
確かにね。
私『なるほど…では契約完了。さて、鎖を断ち切ります。』
私は鎌を横に振る。ザシュッザシュッ。02人の鎖が切れる。
流「姉さん、姉さんのこと…」好きだった。きっと流歌はそう言ったのだろう。
02人が消えたのを見届けてから、私はいつものところに戻る。

私『ふぅー疲れたー』ベンチに寝転がりなが伸びをする。今回はまじで疲れたや…
ク「ボロボロだね。」
私『ボロボロだよ。』
ク「今回はどうだったの??」
私『死にかけた。』
ク「もう死んでるじゃん。」
私『まぁね。』
ク「そういえば、あの子は??」
私『流歌なら成仏したよ。兄弟02人で。』
ク「なるほど。」
私はクロに話す。02人のことを。そして、流歌に好きだと言われたことを。

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