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素直になれたら...

第10章 *空白の真実


嬉しかった。
苦しかった。

同じ気持ちだったんだ...

私達同じ気持ちだったんだ...

半年間、
連絡絶っても、
お互い好きなままだったんだ...



「こーくん、ずるい...

勝手に音信不通で、
女の子とイチャイチャして

私が忘れられるかもって、
そう思えた時に連絡してきて...

また、私の気持ちに入ってくる。


ずるくて嫌い...」



『...ごめん、そうだよね。』



「大嫌い。
寂しかったんだよ?
こーくんのこと忘れたことなかったんだよ?

そのくらいの気持ちだったんだって諦めたのはこっちだよ?

大嫌い...


だけど、ギュッとしてほしい...」

『えっ?
いいの...?』

「うん...」
ゆっくり頷く...

優しく、キツく抱き締めてくれるこーくん。


「大嫌い...
大嫌いだけど、今日会って、やっぱり大好きだって思った...

好き。
こーくんが好き...」

『ごめんね、りな、ごめんね。』

「もう、いなくなる時はちゃんと言って?
彼女できたら言って?
約束してくれなきゃ、やだ...」

『約束する。
でも、もういなくなったりしないから。
彼女なんてできないから、りなが居てくれる限り、絶対にないから...

好きだよ。

キスしたい。
キスしていい?』


首を横にふる私...


『嫌...?』

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