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新月

第11章 決着

?「お待たせしました」

世界「ハァ…ハァ……」

?「随分息があがっていますね」

世界「……俺は……」

?「思い出せましたか?」

世界「貴様……」

?「挑むのですか?この私に」

世界「行くぞ」

?「ハッハッハ…面白い!」

世界「オラァ!」

?「鈍い…ふん!」

世界「う゛っ」

世界「ハァ!」

?「何をするかと思えば…あの頃と何も変わっていない!…今度は全ての記憶を消してあげましょうか…私に負けた事の記憶だけでも…そんなに息があがっているのに…全ての記憶を消して…また思い出す、するとどうなるか…想像できますか?全ての感情が回帰する、もちろん悲しみもね」

世界「させねぇよ!」

?「ふむ……余程苦しみたいと見える」

世界「オラァ!」

?「フン!」

世界「…………」

?「ハッハッハ!さっきまでの気迫はどうしたんですか?まあ、もう分からないでしょうね!?
さて…さっさと思い出して貰いましょうか……言葉まで教える気はないですから」

?「では、もうそろそろ壊れて貰います」




















世界「……お前がな」

世界「フレヴァ!」

フレヴァ「行きます!」

世界「腕力握力上昇!」
世界「フン!」

ガシッ

?「離せ!」

世界「離さねぇよ!この野郎!」

?「どうして!何故記憶が……?!」

世界「俺には元々記憶障害があってな…全ての記憶がメモリーチップに入ってんだ……だから辛い記憶も忘れねえし…お前にやられたのも忘れねんだよ…」

?「なら前のは何だ?どうして負けたフリなんか…」

世界「……効いてるフリして油断させる…と言いたいところだが…面白かったからだ!!!!」

?「なに?そんな事でこのアダム様が負けるだと?」

世界「そうだ!お前は負けるんだ」

フレヴァ「………」

アダム「やめろ!」

世界「やめねぇよ」

世界「まずは一発」

世界「オラァ!」

バキッ

世界「フン!」

…………………………

世界「これでラストだ!」

アダム「私は………」

世界「オラァ!」

バキッ!

世界「………………あの世でまた会おうぜ」













世界「道連れまで考えていたってのに……楽勝だったな………」

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