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先生とアイツ

第37章 *賢斗と巧夢

私は走って逃げ出した。


そして、家に突くと

すぐに部屋に駆け上がり
勢いよくドアを閉めた。


「ー……あ……」


タクちゃんの手の感覚が残る、腕。


タクちゃん……


「ずっと、好きなのに……」

いつも、素直になれなくて、

タクちゃんにあんな顔をさせて


私は……

「っ……うぅ~……」


頬を涙が伝う。

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