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クラスの人気者は、刹那の2時間を買い戻したい。
第1章 白瀬 刹那
白瀬刹那は私立高校に通う。
男子生徒だった。
入学式が体育館で行われている。
刹那は新しいクラスに向かう。
3年A組。
2棟2階、階段を上がってすぐの教室
ドアを開くと、誰もいない。
(ああ、他の生徒は体育館か……)
刹那は校長室に向かい、応接セットのソファに腰を下ろすと
制服の内ポケットから煙草を取り出して口に咥え火を付けた。
(なんで、高校生なんだ?)
刹那は今年3月に二十歳になっていた。
この学園の理事長をしている叔父・白瀬聖一の計らいで通学することになった。
刹那は3年前、事故を起こしてそれ以前の記憶がない。
2年間寝たきりで、半年前に目が覚めた。
(確かに事故った時は高2だったけどさ……)
高校に通うことの条件として、バイク通学と喫煙の許可を得ていた。
(勉強できるのか? バカだったら叔父貴がなんとかしてくれっかな)
二本目の煙草に火を灯す。
ガラッとドアが開いた。
「探したわよ。白瀬くん」
「誰?」
「3年A組担任、千堂皐月よ」
フゥーっと煙草の煙を燻らす。
「皐月センセ、よろしく」
「喫煙は放課後だけって聞いていたわよ」
「それは建前」
「……他の生徒に悪影響だわ。いくら理事長の身内でも規則違反は」
「はいはい、気をつけるよ」
刹那は煙草もみ消し、立ち上がった。
彼女の後について廊下を歩く。
入学式が終わったらしく、生徒がゾロゾロと列をなして
それぞれの教室へ向かって歩いている。
「コレ、食べなさい」
皐月は刹那にフリスクを寄越した。
「細かいな」
「エチケットよ」
「はいはい」
二人は3年A組に向かった。
教室には生徒たちが戻っていて、賑やかだった。
刹那が机に置きっぱなしにしていたカバンを掴み取る。
席には女子が座っていた。
(オレの席はどこだ……)
刹那は教室内を見回し、空いている席を探す。
「出席番号いくつ?」
「知らない」
「名前は?」
「白瀬」
「窓際から2列目の一番前だと思う」
「あっそ」
刹那は彼女に言われた席に着いた。
ホームルームをして、プリントがたくさん配られた。
進路希望
年間予定表
時間割り
各種手続き
留学希望票
(めんどくさ、学生めんどくさいな)
刹那はウンザリした顔をして、プリントに目を通していた。
男子生徒だった。
入学式が体育館で行われている。
刹那は新しいクラスに向かう。
3年A組。
2棟2階、階段を上がってすぐの教室
ドアを開くと、誰もいない。
(ああ、他の生徒は体育館か……)
刹那は校長室に向かい、応接セットのソファに腰を下ろすと
制服の内ポケットから煙草を取り出して口に咥え火を付けた。
(なんで、高校生なんだ?)
刹那は今年3月に二十歳になっていた。
この学園の理事長をしている叔父・白瀬聖一の計らいで通学することになった。
刹那は3年前、事故を起こしてそれ以前の記憶がない。
2年間寝たきりで、半年前に目が覚めた。
(確かに事故った時は高2だったけどさ……)
高校に通うことの条件として、バイク通学と喫煙の許可を得ていた。
(勉強できるのか? バカだったら叔父貴がなんとかしてくれっかな)
二本目の煙草に火を灯す。
ガラッとドアが開いた。
「探したわよ。白瀬くん」
「誰?」
「3年A組担任、千堂皐月よ」
フゥーっと煙草の煙を燻らす。
「皐月センセ、よろしく」
「喫煙は放課後だけって聞いていたわよ」
「それは建前」
「……他の生徒に悪影響だわ。いくら理事長の身内でも規則違反は」
「はいはい、気をつけるよ」
刹那は煙草もみ消し、立ち上がった。
彼女の後について廊下を歩く。
入学式が終わったらしく、生徒がゾロゾロと列をなして
それぞれの教室へ向かって歩いている。
「コレ、食べなさい」
皐月は刹那にフリスクを寄越した。
「細かいな」
「エチケットよ」
「はいはい」
二人は3年A組に向かった。
教室には生徒たちが戻っていて、賑やかだった。
刹那が机に置きっぱなしにしていたカバンを掴み取る。
席には女子が座っていた。
(オレの席はどこだ……)
刹那は教室内を見回し、空いている席を探す。
「出席番号いくつ?」
「知らない」
「名前は?」
「白瀬」
「窓際から2列目の一番前だと思う」
「あっそ」
刹那は彼女に言われた席に着いた。
ホームルームをして、プリントがたくさん配られた。
進路希望
年間予定表
時間割り
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留学希望票
(めんどくさ、学生めんどくさいな)
刹那はウンザリした顔をして、プリントに目を通していた。
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