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誕生日

第1章 誕生日

月日が経ち、私は転職した。だからお金がなくて、誕生日に何も買ってあげられなかった。


「ひどいわ、誕生日に何もないなんて! 私はお菓子あげたのに……この親不孝者!」


お母さんはめちゃくちゃ怒って不機嫌になった。お金がないと言っても許してくれない。お母さんを大事にしてないと言われて悲しかった。


私はそこで気づいた。
お母さんが今まで優しかったのは、私がお母さんの欲しいものをプレゼントしていたからだったんだ。



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