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メイドと公爵様【甘エロ】

第2章 シャーロットと言う名のメイド



次の日。
シャーロットは支給された上等な記事のメイド服に袖を通し、上品にフリルのあしらったエプロンを着て、腰のあたりできゅっとリボン結びにした。


長い髪は編み込んで後ろでお団子にして、最後にカチューシャを被って姿見を確認した。


(···流石公爵家。メイド服1枚にしても上等な生地を選ばれているわ)


これは大事に着なければ、と息巻いた所でシャーロットの部屋がコンコンとノックされた。


「はい!ただいま···!」


ささっと肩やワンピースの裾を叩いてドアを開ければ、立っていたのは執事長であるチャールズだった。


「シャーロット様。昨夜はアクア様をお救い下さり、ありがとうございました。この屋敷の使用人一同、心より感謝申し上げます」


深々と頭を下げられたシャーロットは、ポカーンとしていたが、一瞬にして我に戻った。


「チャールズ様!?どうか頭を上げてください!···私は、私に出来る事をしただけですから···と、言いますか···あのような無効化の仕方しか出来ず···」

(私は人の命が救えるのならば手段は選ばないけれど···皆が皆、気持ちよくはいそうですかと思えないものね)

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