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メイドと公爵様【甘エロ】

第1章 無効化の子爵令嬢(メイド)



避妊薬を飲み終えたシャーロットは、ベッドの上で姿勢を正した。


「ご挨拶が申し遅れました。私はディーゼル子爵家が娘、四女のシャーロットと申します。今更なのですが、この無効化の義については秘匿とされているため、ご内密にして頂きますよう、お願い申し上げたいのです···」


子爵と言えど、シャーロットも立派な貴族社会の一員である事ながら、立派な淑女である。


しかしながら、このようにしか無効化出来ないシャーロットは、格式あるお家柄の殿方にしか足を開く事を許されない。


これはシャーロットを守る為でもあるが···。


「承知した」

「それから、もう一つ。私は昨日より、こちらの公爵家でメイドとして働かせて頂く事になりました。お仕事は旦那様のお世話係とお話を聞いております。どうぞ、よろしくお願い致します」

「は?、メイド?···世話係···?」


初めて聞いた話に、アクアは執事長の差し金だと、小さく息をはいた。


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