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7th♡heaven(雑文集)

第15章 時間は存在しない

オーディブルが好きで、よく聞いています。

お風呂掃除や、夕飯の支度をしながら、耳元では夢中にミステリー小説の展開を追う───。

同時に二つのことが進行できるって、得した気分だし、物語の世界に没入していると浴槽を磨く時間すらも至福の時に変わるのです。

「火車」「国宝」など、作品とナレーター、両方の魅力に出会えた作品がいくつもあります。


先日も、ベッドに入っても眠れなかったので、とあるオーディオブックを開いてみました。

タイトルは、「時間は存在しない」。

───時間はいつでもどこでも同じように経過するわけではなく、過去から未来へと流れるわけでもない──
という理論を、天才物理学者がひも解く解説書とあります。

その紹介文を読んだ私は枕に頭を沈めながら、自分なりに時間の存在について考えてみました。

「もしこの世界に時間が存在しなかったら、早起きもしなくていい。それなら今こうして無理に眠ろうとしなくてもいいわけだ・・・」

結局生まれ持った怠惰な思考でしか思いをはせられないまま、再生ボタンをタップしたのでした。

つまらなければ止めてしまえばいい、そう思って再生した「時間は存在しない」でしたが・・・

ふと気づいて画面を見たら、三時間聴いているではありませんか!!

さらに驚くことには、三時間も再生していながら、
<本にかかれていることが一切理解できていない>
のです。

この三時間の記憶はどこへ行ってしまったのか!?

・・・

ただナレーターさんの声がとても良くて、内容もちょっと難しかったこともあり、つい寝落ちしただけなんですけどね。


本のタイトル通り、まさに私の時間の存在が消えてしまった体験でした。
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