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7th♡heaven(雑文集)

第13章 記憶にないプロット「yoneko」

2025/11/3

パソコンを開いたら
妙なタイトルのファイルがあった。

「yoneko」

開いてみると過去に書いたプロットだった。

内容もまた妙。

一体何を意図して書いたのか、最早わからない。

主人公が「米子」、準主役が「小麦」。

・・・どうして主食?

教えてくれ過去の自分。

しかし、読んでいてなぜだか笑ってしまった。

書いたのは自分なのに、続きが気になる。

作品としての形になるかは分からないけど、念のためここに残しておこう。

yoneko プロット

米子は仕事のできる管理職。
子育てにも奮闘し、介護も背中にのしかかる。そこで来たのは更年期。フォローしてくれる同僚、保育園、介護サービス、確かに手助けはあるけれど、重くのしかかる精神的重圧に耐えきれない。誰もが完璧な米子を望んでいた。
「もうだめかもしれない」
心身ともに疲れ果てたとき
職場でリストラにあい、夫が急に子供を連れて海外に単身赴任、親が急死してしまう。
退職金と遺産が転がり込んで急に身軽になってしまった米子。
親の葬儀に帰ってこない夫。
赴任先に行くと言うと夫は拒んでくる。
もう誰も自分を必要としていない。
これからは自分のために生きたらいい。
ホストからそう言われる。
ホスト遊びに手を出し、あっという間に遺産の半分を使い切る。
汚れた部屋で酒に溺れる米子のもとに介護ヘルパーの小麦がやってくる。
あなたのやるべきことをお手伝いする人はたくさんいた。
でもあなたを助ける人は誰もいなかった。
小麦は言う。
小麦とともに親の実家を片付ける。
小麦は起業したいのでお金を借りて欲しいと言う。実家が担保だ。
必要とされて嬉しい米子は借金をする。
小麦はトンずらして米子は実家を取られてしまう。
夫が赴任先から戻れることになった。
「やっとワンオペから脱出できる。
ママのご飯が食べたい。リナのご飯は美味しくない」
米子は自宅に戻らない。
これからは自分のために生きたらいい。
あなたを助ける人は誰もいなかった。
千葉に向かうフェリーに乗る。

おわり
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