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7th♡heaven(雑文集)

第11章 もしも徳川家康が総理大臣になったら

2025/10/26

コロナ禍に総理大臣が急死し、最先端技術を駆使して歴史上の偉人が政治家としてAIで復活して日本を救うために活躍する話です。

有名な偉人たちがその知られたキャラクターそのままに現代の政治を執り行っていくと言うのが面白かったです。

野村萬斎の家康は大物感があってしっくり来たし、赤楚衛二の竜馬もピュアな感じで素敵だったし、GACKT様の織田信長も良かったです。

個人的にはGACKT様の演じる信長と、野村萬斎演じる家康が別な場所で幸若舞「敦盛」(人間五十年~♪)を舞う場面がオーバーラップするシーン、それぞれの魅力が前に押し出されていて、好きでした。

織田信長ファンとしては、桶狭間の戦いの奇襲攻撃直前に舞ったといわれるこの「敦盛」はとても興味をそそるものです。

決死の覚悟を決める重々しい舞だったのか、
戦いに向けての高揚感たっぷりに舞ったのか、
はたまた決戦前の興奮を抑えるために静かに舞ったのか・・・

想像するだけで楽しい場面です。
織田信長はいろいろな人が演じていろいろな「敦盛」がみられるけど、GACKT様も敦盛は、現代的解釈で踊られていてこれもまたカッコよかったです。


小説を書く立場として感じたのは
「キャラクターが確立した人物は、どんな物語の中でも魅力的に動いてくれるのだな」
ということ。

キャラクターの作り込みが下手な私にとって、とても勉強になる作品でした。



「もしも徳川家康が総理大臣になったら」
監督:武内英樹 原作:眞邊明人 脚本:徳永友一
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