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国家特別プロジェクト

第1章 オリエンテーション

講師の声が体育館に響いた。
「それでは、参加者の皆さん――今着ている衣類から、クリーニング装置に着替えましょうか🤓」

ざわざわ…と円が揺れる。
男女が交互に並んで座っているから、互いの視線を避けるのも難しい。
それでも決められたことだから、みんな一斉に衣服を脱ぎ、透明な個包装からシリコン製の装置を取り出した。

裸になった瞬間、空気が一段と張り詰める。
肩をすくめる女性、息を詰める男性。
視線を逸らそうとしても、どうしても隣の裸体が目に入ってしまう。

手のひらに装置を乗せると、ぷにぷにとした柔らかさ☁️
人肌に馴染むように設計されているせいか、ただ持っているだけでも体温に吸いつくような感触が伝わってくる。

「まずは――女性の皆さんに装置を装着します。ただし、実際に取り付けるのは男性の皆さんです」
講師の言葉に、再び小さなどよめきが広がった。

一瞬の沈黙の中、勇気を出して一人の女性が声を上げた。
「……男性がつけやすいように、私たち足を開いた方がいいと思う。協力しよう?」

その提案に、周囲の女性たちは頬を赤らめながらも次々に頷いた。
「そうだね😉」「任せっきりは良くない!」
恥ずかしさは隠せない。視線を伏せたり唇を噛んだりしながら、それでも全員が同じ姿勢を取った。

その光景を見た男性たちの胸に、不思議な温かさと、抑えきれない興奮が同時に芽生える。
裸で足を開いて待つ女性たちの姿に、理性では抑えようとしても身体は正直だった。
次々に勃ち上がる熱いものを、手で隠すこともできず、互いに見えてしまう。
息を呑み、唇を噛みしめて必死に落ち着こうとするが、どうしても昂ぶりは隠せなかった。

「……せーの!」
講師の合図とともに、男性たちが隣の女性にそっと手を伸ばした。
柔らかなシリコンの装置がクリトリスに触れた瞬間、体温に反応してぴたりと吸いつく。

「……っ」
思わず、女性たちの唇から小さな声が漏れた。
羞恥と驚き、そしてほんのわずかな快感が入り混じり、会場全体が一斉に息を呑む。

私はこころちゃんと目が合った。
頬を真っ赤にして、視線を泳がせながらも必死に私を見ている。
――“恥ずかしさで死にそう、助けて”🥹
そう訴えるような瞳に、私も同じ思いで小さく頷いた🥲……

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