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講師がスクリーンを示しながら告げる。
「これで尿道の奥まで完全に洗浄されました。クリーニングは終了です」

体育館の熱気が少し落ち着いた頃、講師が前に立ち、マイクを握る。
「これで本日の研修は終了です。
最後に、振り返りをしてみましょう。代表として――あいかさんとれおくん、お願いします」

二人が前に出てきて、会場が静まり返る。

最初に、あいかが明るい笑顔を浮かべながら口を開いた。
「……最初はすごく不安で、装置をつけるのも本当に恥ずかしくて……どうしようって思ったんです。
でも、実際に体験したら“あれ？ すごく効いてる！”ってすぐに分かって……気持ちよさにびっくりしちゃいました。
涙が出るくらい恥ずかしかったけど、隣でずっと支えてもらえたから最後まで頑張れました。
今はもう“不安よりもやって良かった！”って思ってます😄」

会場に拍手が広がり、空気が少し和らぐ。

続いて、れおが真剣な眼差しで前を向いた。
「僕も……最初は正直、痛いんじゃないかって怖かったです。
でも、実際に入ってきた瞬間から“これは全然違う、気持ちいいやつだ”って直感しました。
あまりにも強烈すぎて声を我慢できなくて、正直すごく恥ずかしかったんですけど……逆に“こんなに気持ちいいのか”って驚きました。
隣で支えてくれる人がいたから挑戦をやり遂げられたし、本当に感謝しています🙂‍↕️」

二人の感想に、自然と温かい拍手が湧いた。
その中で誰かがぽつりと呟く。
「……支えてくれてありがとう」

その言葉が連鎖し、会場のあちこちから感謝の声が飛び交った。

「ありがとう」
「こちらこそ、ありがとう😉」

羞恥と苦しさを乗り越えた者同士だからこそ、その言葉には重みがあった。

講師は深く頷き、最後にまとめた。
「――尿道クリーニングの医学的効果はもちろんですが、それ以上に“互いを支え合う姿勢”こそが、この研修の本質です。
皆さん、今日は本当によく頑張りました。お疲れさまでした🤓」