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ｸﾞｨ…

『マコト・・・早く着るんだ』


呆然とする真を無理矢理ベットから引きずり下ろして
脱ぎ捨てられていた服を少し乱雑に着せる


『ぅそ、、だよね…』


ｸﾞｨ…

僕を振り切ろうとした真の手を掴んで引き戻す



『ま、まって…うそ・・・なに言ってるかわかんない』



わからなくて良いんだ

理解が追いつかないなら、そのままで

そのままの方が、いくらかマシなんだ。




『リョウちゃん…まって！…何か言ってよ』



すでに素知らぬ顔、天を仰ぐように
開き直ってさえ見えるその姿を
少しでも彼女に見せないように


『マコト……帰るよ』


僕は真を羽交い締めにして強引に部屋を出た



『はな、して…待って…お願い』



『来るんだ・・・』



『やだ…っ・・・リョウちゃん…』