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HEAVEN~時を超えて~

第8章 記憶の彼方の契り

『キ…・・・カイキ?』



『ん…・・・ぇ…?』




『おはよう』



僕は真の声で目を覚ました

初めての事だった



と言うより・・・



『マコ・・・ト』


『ソファでなんか寝たら、体痛いでしょ
少し休んできたら?』



どうして…そんな・・普通にしているんだ?



昨日の事は…夢?


いや、違う

ちゃんと現実だ



『朝ごはん食べる?
目玉焼き…ちょっと焦がしちゃったけど』


チロっと舌を出して恥ずかしそうにする真


『マコト……さ…』





『いいの・・・わかったから』




『え・・』



『わからないものは…わからないって

わかったから…いいの』




真はそう言って…もう何も言わなかった

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