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そんなある日、僕が出勤して厨房に行くと宮崎さんがいた。

僕は、びっくりして、

「あ！お久しぶりです！」

と言うと、宮崎さんは、

「お疲れ様です。以前一度あったことあったよね！富田君だったかな？私、今日からこっちになったのでよろしくお願いします。」

と言った。僕は、

「はい！富田です。よろしくお願いします。」

と言うと、もう一人、いつも一緒に働いている、５０代くらいの女性の山崎さんが、

「最近ここのホール忙しいでしょ！それで〇〇ホールで働いている人に、こっちに来たい人を募集したらしいの！宮崎さんはどちらかというと、こっちのホールの方が近くて通勤に便利だから、移動を希望したらしいの！」

と言った。宮崎さんも、

「そうなんですよ！これからは、ずっとこちらで働くので分からないこといろいろ教えてね！富田君先輩だから…。」

と言った。僕は、

「僕に分かることであれば…。よろしくお願いします。」

と言った。僕は、前回宮崎さんと会ったときから胸ばかり見ていたような気がするが、今日は、宮崎さんの胸に目がいくことなく顔を見て話すことができた。

宮崎さんに会えたことが嬉しくて、胸がどうとかいうことは頭から抜けていた。何度も言うようで失礼だが、宮崎さんは美人とかではなく普通の人だ。それなのに、笑顔が素敵で、輝いて見え、人としての魅力を感じた。

僕は最近、バイトがつまらなくなりつつあったので、来たくないときが多くなっていたが、宮崎さんにこれからも会えると思うとやる気が出た。