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Lovers Game 〜光と影〜

第12章 リアルを生きる僕ら

シン・・・・


深夜の静寂と…会話のなくなった部屋の無音の空気



聴こえるのは…自分の心臓の音

そんな空間に




『ぁは・・・・あんた

こういうのキライだもんね

わかってる。すこし・・・口が滑っただけ…♪

ひとりごと・・・・気にしないで』



ガチャ…


廉は背を向けたままドアを開けて
部屋を出ようとしていた





ドン…・・・・パタン



俺の足は、その背を追って

手は、廉が引いたドアを押し戻して閉めていた




ぎゅ・・・・・・




ドアを閉めて

ちょこまかと逃げてく猫のような
その細い体を後から抱えていた




『れ・・・・ん・・・』





『狂ってていいぜ?』





『ぇ、、、』





『お前の…調子が狂ってる方が

俺にとっては・・・・好都合だから』

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