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Lovers Game 〜光と影〜

第9章 悪魔の心

きゅ・・・



『・・・?』



背を向けた時、廉が俺のシャツを掴んでた





『・・・・行かないで』




『・・・』



目を反らしたくなる廉の姿に俺は
無意識に・・・一刻も早くその場を去ろうとしてたんだ


なのにさ




『・・・ひとりに・・・・しないで』




きゅぅ・・・


廉が俺のシャツ握って引っ張る・・・のがわかる




トン・・・ピチャ



俺は振り向いて、服のままバスルームに足を踏み入れる




ぎゅ・・・


気付くと俺、シャワーの下の廉を抱きしめて
服のまま、、、頭からシャワーかぶってた



スル・・・



不意に撫でてた廉の頭から・・・俺の手が
妙に早くすり抜ける・・・髪の毛が、、そこにないから





『すぐに戻る・・・必ず戻るから』




俺は廉と目を合わせずに
廉をそのままバスタブに入れて風呂を出た

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