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　ピーターは、その意味が分からず…
暫く考えた後…

「あっ、もしかして君の名前は…パン…？」

　と、ピーターは、その青年に聞くと…

「…はい…正解です…」

　と、パンは
顔を綻ばせ嬉しそうに、そう答えた…

「そうか…正解か…じゃあ…パンくん…」

　と、ピーターも正解したのが嬉しくて…
だけど…パンくんは…

「パンくん…は可愛くないです…せめて…
パンちゃんって呼んで欲しいです…」

　と、パンちゃんは
ピーターに名前の呼び方を、お願いをした…

　ピーターは気づいてしまった…
それを察したパンちゃんは…

「うふふ…ふたりの名前を合わせたら…
ピーターパンですね…パン屋さんと同じ
名前で、すごく嬉しい…幸せです…」

　と、パンちゃんは
心の底から嬉しそうだった…