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私ね先生がすきになっちゃったみたいなの

第9章 Episode6: Leave

「…学校で処分が決まるまでは家で謹慎だ、保護者に電話をするのでその指示に従うように」

私は会議室を出てそのまま校門へ向かった
先生と楽しかった学校生活も…終わりなんだ…
ゆっくり歩いていると
後ろから走ってくる音が聞こえた

「ちーちゃん」

「えっ…あーちゃん、授業は?」

「ちーちゃんが心配だったから俺も帰る」

あの時振って悲しい思いさせたのに
私を心配してくれるの…?

______

家の近くまでずっと無言だった

「あそこ、座ろう」

あーちゃんが家の近くの公園を指さした
家と家の間にある小さな公園
私とあーちゃんは小さい頃、此処で良く遊んでた
小さな公園だけど桜の木が1本立っていて
そこの木には昔に付けた身長の跡が残っていた

「…懐かしい、あーちゃんって私より小さかったんだね」

「本当だ」

ベンチに座った
なかなか私が話さないのを察したのか
あーちゃんが話を降ってくれた

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