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もう…嬉し過ぎて涙出そう…


雪ちゃんがベッドから落ちないように背中に腕を回して少し引き寄せる。

「……急に嫌な態度取ってごめんね…嫌いになった…？」

雪ちゃんの声が震えてる…

「そんなわけないじゃん！好きだよ！何でそう思うんだよー？ずっと好きって言ってんのに…」

もしかして自惚れかもしれないけど俺の気持ちが冷め始めたとか思われて不安にさせた？
こんなウザイくらいベタ惚れしてんのに何でそう思われたんだ！？

「……おやすみのキス…したいって言ってくれなかった」

雪ちゃんは小さい声でそう呟いた。

「え！？それはっ！めちゃくちゃしたかったけどさ…あー…俺…彼女出来たの初めてだから…好きの出し方の加減が分からなくて…雪ちゃんが良かったらキスしたいんだけどしていい？」

雪ちゃんを不安にさせてしまったことを反省しないといけないのは分かってるけど、雪ちゃんが愛おし過ぎてニヤけてしまう。

「…ん」

そう応えた瞬間雪ちゃんと唇を重ねた。

…がっつき過ぎるなよ？俺。

唇が離れると雪ちゃんをギュッと抱き締める。

「雪ちゃん…めちゃくちゃ好きだよ…」

「…私…素直じゃないし、つまんないもん…外見は褒められる事あっても暗いし、他の女の子みたいに海斗と盛り上がった会話とか出来ないし…」

「雪ちゃんは全然つまらなくなんかないよ。100回の条件クリアするまでずっと一緒に過ごしたじゃん…最初は見た目から好きになったけどさ、友達想いな所も優しい所もイタズラ好きなところも俺の事振り回してくるところも全部含めてベタ惚れなんだからさ。俺に愛されてる自信持ってよ」

そう言って雪ちゃんの額にキスをした。