
マッチ売りの少女と死神さん
第3章 1月1日…死神さんに注がれています
「ねえ……子供はこんなに乳首をピンピンにしないんだよお」
「…っ」
(なんで…? 私、気持ちよくなんか…な…っ!?)
胸先をきつく摘ままれ鋭い痛みが走った。
起き上がろうとすると、今度は先端の側面を柔らかな刺激が囲む。
すると背筋がぞくぞくとした感覚に襲われ力が抜けてしまう。
「やっ、やめてくださ……ひっ!」
制止の途中でまた突然乳首を摘まれ、つい、かん高い変な声が出てしまい、サラが慌てて口を塞ごうとする。
そんな反応に口角だけを上げた彼が、指先で転がすように断続的に突起を弄び始めた。
体が甘い痺れが走るような感覚に襲われる。
「かわい……サラちゃんの乳首、やっぱりすごく感じやすいよ。 僕の指が大好きだって。 どんどん固くなって…これさ、口で吸って欲しいのかなあ? そんな形だよね……ねえ、サラちゃん」
それはまるで小さな子に言い聞かせるように。
ホーリーはゆったりとした速さで、言葉と手での愛撫を続けていた。
彼の温かな手のひらがサラの乳房全体を優しく包む。
「やだ…し、知らない…っ……う」
サラが彼の胸に顔をつけてとうとう泣き声をあげた。
肩に回されたホーリーの腕を避け切れず、しがみつく様子は甘えている仕草にもみえる。
「知らないのお? じゃあ、分かるようになろうね。 恥ずかしがりの乳首をよしよししてあげようねえ」
髪を撫でられ、油断した隙に、胸に顔を近付けたホーリーが乳首に唇を置く。
「っ……!」
何度かのキスでなだめられる。
それは指とは違う優しい感触だった。
「あ……」
ちゅぽと音を立て、それを軽く吸われる。
サラの口から嗚咽とも吐息ともしれない音が漏れ始めた。
「ああっ…そこぉ、い、いやあ」
あまりの刺激にとうとう喘ぎを漏らす。
「まだまだこれからだよお?」
舌先で突起を押しつぶしてから、ちゅうっと吸いつかれ、サラはたまらず上半身をくねらせた。
(だめぇ……このままじゃ…おかしくなっちゃう)
なにしろ今、責められている胸だけではなく、昨晩ホーリーが入ってきた所────その入り口から奥までがひどく熱い。
鈍く痛むのと似ているようで違う。
