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10年後の君へ

第4章 想い出の場所

俺の案内で幼少期を過ごした
自宅を案内した
平屋の一軒家
出迎えてくれたのは
勿論、俺の祖父母と魁斗の両親

蒼真
「ただいまぁ!!久し振りだね。
元気にしてた?少し痩せたんじゃない?」

俺は、おじいちゃんとおばあちゃんに
抱きつきながら、そう言った…だって
久々に会うから目尻に熱いものが
込み上げてくるのを、ぐっと堪えるのを
誰にも見られたくないから…

今、逢ったばっかりなのに…
あと何回、逢えるのだろう…
考えないようにしてるけど
どうしても、その事が頭を過ってしまう…

本当に、この家を出て行って
良かったのだろうかと…

おじいちゃん
「ワシも逢いたかったよ…」

おばあちゃん
「あらあら蒼真は、
もうホームチックかい?」

蒼真
「あはは(笑)おばあちゃん、
それを言うならホームシックだよ。」

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