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クローン人間は同じ夢を見るのか 〜オルタナティブ・キイ〜

第12章 薔薇の谷 編


〈薔薇の谷〉から川を西へ移動して数キロメートル離れた場所に人工の貯水湖がある

コプリンカ湖


背景にバルカン山脈が見える美しい景観の人工湖である


その大きな湖とほぼ同じくらいの全長をした巨大な物体が湖面に浮かんでいた


〈ストーム〉だ


イバンのジープに乗り込んでローズ、エアジェイがやって来た

ローズの生体反応を感知してなのか、湖岸に搭乗タラップが伸びてくる


3人は〈ストーム〉に乗り込む


狭い通路を通り抜けていくときイバンは通路の作りがあまりにも古臭く当時自分が若かった時代のどこか懐かしくもある光景に違和感を感じていた


まだこんなものが残っていただなんて…


あたりをキョロキョロしながら着いた先、

そこが〈眠れる子どもたち〉の部屋だった


ずらりと並ぶ医療カプセル


そこに収まっている子どもたち


なんとも異様な光景である


イバンが足早にひとつのカプセルに歩み寄りコントロールパネルを触っていく


「どうだい、解除できそうか?かなり古そうなシステムだからなぁ、もうイカれちまってるかもしれねぇけど……」


エアジェイが優しくイバンに声をかける

出来なくて当たり前だよ、とでも言いたげだ


イバンはジロリとエアジェイを睨みつけるとそこから立ち上がってひとつ奥の方へ移動する

そして隣のカプセルのほうを見ていく


「……やっぱり難しそうか、仕方ないよ、アンタのせいじゃない」


するとイバンは顔も向けずにぶっきらぼうに答えた

「何言ってんだ小僧?もうそっちは開いてるぜ?    
 ほら、子どももまばたきしてるじゃねぇか」


「……え?」

エアジェイとローズがカプセルの透明なカバーを覗き込むと確かに眠っている女の子の眉間にシワが入って反応している


「アンタ、本当に凄い人だったんだな…!?」


「お前たちが俺を見つけ出したんだろうが?

 たしかにこれは俺の専門分野だよ

 というより、このシステムはよく知ってるよ
 俺が作り込んだシステムだからな」


そう応えるとイバンはまた隣のカプセルへ移動していく

あっという間に次々とカプセルのロックを解除していくのだった……



エアジェイが
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