
カッコ悪い俺ら
第4章 その後の…行動
俺は…
颯太の震え?を止めたくて――――…
背中にそっと――――…触れた…
ピクッ――――…と、颯太の肩が上がり――――…
そして――――――――――――――――…
颯太は…ゆっくり――――…振り向いた…
「…………颯太…やっぱり…泣いてた…」
「――――――利弘になら、こんな顔…見せても――――笑わないだろ……」
「―――――――うん、笑わねーよ…」
俺は、颯太の涙を指で拭い――――…
顔をそっと…胸に抱き寄せた――――…
男を…抱き締めるなんて…
こんな気持ち悪いこと…一生ないと思っていたのに――――…
颯太の涙を見たら――――…
気持ち悪いどころか……綺麗だな…
可愛いな――――…って――――…思った…
そして――――――――――――…
愛しくも…思えた――――――――――――――――…
