
カッコ悪い俺ら
第4章 その後の…行動
「離婚…か――――…辛いな……ゴメン…変なこと聞いちまったな」
颯太は…小さく首を横に振り…大丈夫…と、呟いた
「姉ちゃんは、もう働いてるけど――――…
俺は…また、学費とか…かかるしな――――…親に頼らないとダメで――――…
両親の負担だったかな?…姉ちゃんの所に来てすぐに――――…マンション売りに出したって聞いて――――…ショックだったよ――――」
颯太は……背を丸め――――…小さくなった…
声も…小さかったが――――…
至近距離にいる俺には――――…痛いくらい…聞こえていた…
