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恋人は社長令嬢

第1章 素敵な出会いにはご用心

「で?」

「何?」

「どこまで行った?」

「どこまでって?」

「まさか何もしないで、帰したわけじゃないだろう?」


いつの間にか、至の方が興奮している。


「何もしてねえよ。」

瞬は、至の腕を振り払った。

「ウソだろ!」

「ホントだよ。」


ホントは、ウソだけど。


「ヤッてないのかよ!」

「露骨なんだよ、おまえは!!」

瞬が至の頭を、叩こうとした時だ。


外を歩く女の子達の中に、瞬は梨々香を発見した。

「なんでこんなところに、梨々香ちゃんが?」

至を突き飛ばし、部長の話がまだ終わらない事を確認すると、瞬は外に出た。

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