
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
154 最後の夜(16)
この五年間、大学受験までしてこのわたしを追い求め、捜し続け、追い続けてくれたというこの事実に、人によってはストーカー行為と毛嫌いする、嫌悪する人々も多々居るではあろう…
だが、わたしにとっては嬉しい事実であり、想いなのであるのだ。
そしてそれはこの和哉の寝落ちという事により、ここまでの彼の苦悩と苦労、悩み、苦しみの全てを表していると感じられたのである。
だから和哉が一人舞い上がり、瞬く間にイッてしまい、そして寝落ちしつなしまった…
どうしてこれを怒る、いや、怒れるのであろうか。
それがさっきの
『やだなぁ、なに泣きそうな顔してるのよぉ』
『もお、やだわぁ、何で謝るのよぉ』
『もお、その位で怒らないわよぉ、っていうかぁ、なんか、いつもわたしが怒っているみたいじゃないの…』
これ等の、わたしの言葉に繫がっていくのである…
そしてかわいくて堪らないのである…
昨夜のゆかりさんとの電話での会話の後押しもあった。
いや、そのお陰で心に作っていた壁を取る事が出来たといえるのだ。
後は…
あとは…
和哉の緊張を解してあげて…
和らげてあげて…
わたしという存在感を和哉の心の中の新たなる、いや、改めての存在価値となりたくなっていたのである。
そしてもう一つ、あの五年前の最後の朝からまだ動き続けているであろう、和哉の心の中の時計の時間を止めてあげて、新しい時間を刻ませてあげたいのだ。
なぜならば、わたしも同じ想いであるから…
止めて、新しい時間を刻みたいから…
その為にも、和哉に精一杯感じて欲しいのである。
そしてそれが二人にとっての、明日への新たな一歩の為になる筈だからと感じるのだ…
この五年間、大学受験までしてこのわたしを追い求め、捜し続け、追い続けてくれたというこの事実に、人によってはストーカー行為と毛嫌いする、嫌悪する人々も多々居るではあろう…
だが、わたしにとっては嬉しい事実であり、想いなのであるのだ。
そしてそれはこの和哉の寝落ちという事により、ここまでの彼の苦悩と苦労、悩み、苦しみの全てを表していると感じられたのである。
だから和哉が一人舞い上がり、瞬く間にイッてしまい、そして寝落ちしつなしまった…
どうしてこれを怒る、いや、怒れるのであろうか。
それがさっきの
『やだなぁ、なに泣きそうな顔してるのよぉ』
『もお、やだわぁ、何で謝るのよぉ』
『もお、その位で怒らないわよぉ、っていうかぁ、なんか、いつもわたしが怒っているみたいじゃないの…』
これ等の、わたしの言葉に繫がっていくのである…
そしてかわいくて堪らないのである…
昨夜のゆかりさんとの電話での会話の後押しもあった。
いや、そのお陰で心に作っていた壁を取る事が出来たといえるのだ。
後は…
あとは…
和哉の緊張を解してあげて…
和らげてあげて…
わたしという存在感を和哉の心の中の新たなる、いや、改めての存在価値となりたくなっていたのである。
そしてもう一つ、あの五年前の最後の朝からまだ動き続けているであろう、和哉の心の中の時計の時間を止めてあげて、新しい時間を刻ませてあげたいのだ。
なぜならば、わたしも同じ想いであるから…
止めて、新しい時間を刻みたいから…
その為にも、和哉に精一杯感じて欲しいのである。
そしてそれが二人にとっての、明日への新たな一歩の為になる筈だからと感じるのだ…
