
シャイニーストッキング
第2章 絡まるストッキング1
63 激動の…
「えっ、二つの太陽って…」
わたしは訊いた、意味が分からない。
「あっ、いや、こっちの話しで、ま、後で笠原主任に聞いて下さいな」
そう佐々木課長は言い、そして
「さっそく大原部長にも報告して承諾させますね、実質的にはわたしに一存されているので、多分、新規事業計画準備室採用にする筈です…」
「はい、よろしくお願いします」
そうわたしは頭を下げる。
「じゃあ、明日、部長がこのコールセンター部に来社予定なので、多分、部長とも形式上の面談をする事になると思いますので…」
「え、部長さんと…」
わたしは不意を突かれたかの様に、思わず呟いてしまったのだ。
まさか明日、部長と面談するとは全く予想していなかったのである。
心の準備をしておかなくては…
この一瞬の動揺を佐々木課長にだけは悟られたくはなかった。
できるだけ平静を装うのである。
「じゃあ、早速、明日から準備室採用となるので、あとの手続きは笠原主任と進めて下さい…」
そう言って面談は終了したのだ。
そう、今のわたしの身分的なモノは人材派遣のスタッフなのである。
この正社員雇用制度を受けた事により、明日から早速人材派遣スタッフでは無くなるのである。
わたしと笠原主任は急いで所属する派遣会社から出向しているチーフにこの決定を伝え、対処して貰わなくちゃならないのだ。
「蒼井さん、とりあえずよかったわ、明日からよろしくね」
と、笠原主任が言ってきた。
「はい、こちらこそ、これからもよろしくお願いします」
そう返し
「ところで、さっきの二つの太陽って何なんですか…」
と、聞いていく。
すると笠原主任はニコニコしながら話し始めてきたのである。
そしてそれを聞き、ここまで評価してくれた事に感謝した。
そして思うのだ。
とりあえず、わたしは、また一つ前進したのだ。
この約2年間を振り返ったら、先週木曜日からの今日までの約5日間は、信じられない程の激動の5日間だといえたのだが、これからのわたしにとっては、まだ、ほんの第一歩なのである。
まだ小さな灯りではあるが、わたしは明日から更に頑張って一歩ずつ歩んでいくのだ、と、この話している笠原主任を見ながら考えていた。
そしてこの第一歩は笠原主任のお陰でもあるのだ、と、感謝もしていたのである…
「えっ、二つの太陽って…」
わたしは訊いた、意味が分からない。
「あっ、いや、こっちの話しで、ま、後で笠原主任に聞いて下さいな」
そう佐々木課長は言い、そして
「さっそく大原部長にも報告して承諾させますね、実質的にはわたしに一存されているので、多分、新規事業計画準備室採用にする筈です…」
「はい、よろしくお願いします」
そうわたしは頭を下げる。
「じゃあ、明日、部長がこのコールセンター部に来社予定なので、多分、部長とも形式上の面談をする事になると思いますので…」
「え、部長さんと…」
わたしは不意を突かれたかの様に、思わず呟いてしまったのだ。
まさか明日、部長と面談するとは全く予想していなかったのである。
心の準備をしておかなくては…
この一瞬の動揺を佐々木課長にだけは悟られたくはなかった。
できるだけ平静を装うのである。
「じゃあ、早速、明日から準備室採用となるので、あとの手続きは笠原主任と進めて下さい…」
そう言って面談は終了したのだ。
そう、今のわたしの身分的なモノは人材派遣のスタッフなのである。
この正社員雇用制度を受けた事により、明日から早速人材派遣スタッフでは無くなるのである。
わたしと笠原主任は急いで所属する派遣会社から出向しているチーフにこの決定を伝え、対処して貰わなくちゃならないのだ。
「蒼井さん、とりあえずよかったわ、明日からよろしくね」
と、笠原主任が言ってきた。
「はい、こちらこそ、これからもよろしくお願いします」
そう返し
「ところで、さっきの二つの太陽って何なんですか…」
と、聞いていく。
すると笠原主任はニコニコしながら話し始めてきたのである。
そしてそれを聞き、ここまで評価してくれた事に感謝した。
そして思うのだ。
とりあえず、わたしは、また一つ前進したのだ。
この約2年間を振り返ったら、先週木曜日からの今日までの約5日間は、信じられない程の激動の5日間だといえたのだが、これからのわたしにとっては、まだ、ほんの第一歩なのである。
まだ小さな灯りではあるが、わたしは明日から更に頑張って一歩ずつ歩んでいくのだ、と、この話している笠原主任を見ながら考えていた。
そしてこの第一歩は笠原主任のお陰でもあるのだ、と、感謝もしていたのである…
