
シャイニーストッキング
第7章 絡まるストッキング6 和哉と美冴2
53 想像、イメージ
和哉はさっきスッキリできた…と、云ってきたのだから、それでいいじゃないか…
「あ、でも、今の彼女さんは?…」
わたしはふとした疑問を問うてみた。
そうなのである、今の彼女は、弁護士秘書の彼女はどうなんだろうか…
それに和哉のストッキングラブの嗜好を満たしてくれている、とも、さっきチラと云っていたような…
「ああ、真実ですか…」
まみ、という名前なのか…
「なんか、真実、彼女だけはなんとなく…
なんとなく美冴さんの影の存在感を薄々は分かってはいるみたいだけど、気にしてないっていうかぁ…
自分に自信があるっていうのかぁ…
なんか、まだ、言われてはいないです…」
「そ、そうなんだ…」
「は、はい…」
多分、わたしが和哉の彼女達の立場だったならば、やはり、それらの和哉の想いには気づいたはずなのである。
そしてわたし自身を見つめてくれているようで、実はその裏に隠れている憧憬の想いの女性の存在感を見ている、見ていた、想い続けていた…
と、分かった瞬間にきっと絶望感に陥ってしまうであろうと想像できたのだ。
だから彼女達のショックの気持ちははっきりと分かる…
だが、その今の彼女の弁護士秘書の真実さんは、それらの和哉の想いを感づいている、気づいている、のにも係わらずに、大きく構えているようなのである。
その彼女はある意味凄いわ…
そして更に和哉のストッキングラブというストッキングフェチの性的嗜好をも満たしている、というのだ。
ああ、会ってみたいわ…
話してみたいわ…
あ、いや、せめて顔だけでも見てみたいわ…
「ね、ねぇ、その真実さんの写真を持ってないの」
わたしは訊いたのである。
「えっ、写真って…」
和哉は驚く。
「うん、せめて顔だけでも見てみたいなぁ…」
本当に、そう想っていたのだ。
そしてわたしは勝手に、自分の彼女に対するイメージの想像を膨らませていくのであった。
きっと理知的で、聡明で、気の強い美人タイプなのだろう…
弁護士秘書というだけで、そんな想像を、イメージを、勝手に膨らませてしまっていたのである。
ましてや、職業の肩書きが格好良いのである、きっと美人タイプに、違いない…
そうわたしは、自分勝手に想像が膨らんでしまっていたのだ。
和哉はさっきスッキリできた…と、云ってきたのだから、それでいいじゃないか…
「あ、でも、今の彼女さんは?…」
わたしはふとした疑問を問うてみた。
そうなのである、今の彼女は、弁護士秘書の彼女はどうなんだろうか…
それに和哉のストッキングラブの嗜好を満たしてくれている、とも、さっきチラと云っていたような…
「ああ、真実ですか…」
まみ、という名前なのか…
「なんか、真実、彼女だけはなんとなく…
なんとなく美冴さんの影の存在感を薄々は分かってはいるみたいだけど、気にしてないっていうかぁ…
自分に自信があるっていうのかぁ…
なんか、まだ、言われてはいないです…」
「そ、そうなんだ…」
「は、はい…」
多分、わたしが和哉の彼女達の立場だったならば、やはり、それらの和哉の想いには気づいたはずなのである。
そしてわたし自身を見つめてくれているようで、実はその裏に隠れている憧憬の想いの女性の存在感を見ている、見ていた、想い続けていた…
と、分かった瞬間にきっと絶望感に陥ってしまうであろうと想像できたのだ。
だから彼女達のショックの気持ちははっきりと分かる…
だが、その今の彼女の弁護士秘書の真実さんは、それらの和哉の想いを感づいている、気づいている、のにも係わらずに、大きく構えているようなのである。
その彼女はある意味凄いわ…
そして更に和哉のストッキングラブというストッキングフェチの性的嗜好をも満たしている、というのだ。
ああ、会ってみたいわ…
話してみたいわ…
あ、いや、せめて顔だけでも見てみたいわ…
「ね、ねぇ、その真実さんの写真を持ってないの」
わたしは訊いたのである。
「えっ、写真って…」
和哉は驚く。
「うん、せめて顔だけでも見てみたいなぁ…」
本当に、そう想っていたのだ。
そしてわたしは勝手に、自分の彼女に対するイメージの想像を膨らませていくのであった。
きっと理知的で、聡明で、気の強い美人タイプなのだろう…
弁護士秘書というだけで、そんな想像を、イメージを、勝手に膨らませてしまっていたのである。
ましてや、職業の肩書きが格好良いのである、きっと美人タイプに、違いない…
そうわたしは、自分勝手に想像が膨らんでしまっていたのだ。
