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シャイニーストッキング

第15章 もつれるストッキング4    律子とゆかり

 155 昂ぶりの後に…(5)

 ストッキングという存在は、どんなに小さくても、ほつれ、破れ、伝線してしまったならば、その美しい価値観はゼロになってしまう…
 ただのナイロン繊維の布切れでしかなくなってしまうのだ。

 私は…
 そんな律子のストッキングの伝線の姿をさっき初めて見た、いや、今だかつて見たことがなかった。

 そしてそれは、正に律子の象徴の価値観が壊れてしまったという顕れとも思えられ…
 普段の、いや、今までの沈着冷静な、常に凛とし、知的で理知的ないつもの律子という存在の心を抑制していた鎧が壊れたという意味ではないのだろうか?

 そしてそのストッキングの小さなほころびから、心の奥深くに、抑え、隠れ、いいや、隠していた…
 そう、本当の律子というオンナの本性が表に現れたのかもしれない。

 つまりはこの淫靡な淫獣の如くのこの律子が…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル… 

「はぁ、あぁ、こ、浩一ぃ」

 この私自身を夢中に舐めしゃぶっている律子こそが…
 隠れ、隠していた本当の律子というオンナなのてははないのだろうか。

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル…

 ジュボ、ジュル、ジュボ、ジュル… 

「はぁ、あぁ、こ、浩一ぃ」

 舐め、しゃぶりながら、私を見上げ、見つめてくる淫靡な妖しいその目を見て…

 私の心は一気に、激しく、昂ぶりの衝動を覚え…
 私自身も、しまっていたオスの本能の昂ぶりを疼かせて、いや、一瞬にして支配されてしまったのである。

「り、律子ぉっ」

 そして私は舐め、しゃぶっている律子の顔をグイっと引き離し…

「あ、ああん」

 さっきまでゆかり達が座っていた三人掛けのソファに律子を押し倒す。 

 そしてその時、この私の支配してきたオスの本能が命じてきたのだ…

 このメスをヤれと…

 もう一度狂わせろ………と。




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