
シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり
224 揺れる心…
「わたし、もう、過去は…
昔の事は…
できれば…
気にしない事にしたんですよ…
だから、相手の過去も気にしないし、詮索もしない…
ううん、したくないかなって…」
美冴さんはそう言ってきた…
だから、知り合う前の武石健太の事は気にしないし、逆に、きれいに清算してこい、と、まで云ったという。
その美冴さんの大きさ、度量に、わたしは少し驚き…
そして…
憧れてしまう…
「うわぁ、すごいわぁ…
やっぱり美冴さんは大人ぁって感じがぁ…」
本当だ…
「そ、そんな、ゆかりさんだって同じじゃないんですかぁ?…」
いや…
全然…
そんな事無い…
特に最近、嫉妬心という想いを自覚してからは…
心が揺れっぱなしなのだ…
「あ、う、うん…
そうかも…しれない…かな…」
だけど…
その心の揺れを、なんとなく、美冴さんには悟られたくない想いが…
そう言わせたのだが…
多分、隠せては、いや、全然、隠せない…
ダダ漏れである…
「あら…」
ほら、バレてしまった…
「あ、い、いや、別にわたし達の間にはにはなにもないのよ…
ただ…」
こうして二日間、夜を過ごし、愛し合い、関係を深めてしまった今…
本当は、こんな気持ちや想い…
心の揺れを…
美冴さんには話したくはないのだが…
甘えたい…
話したい…
聞いて欲しい…
そんな矛盾した想いも湧いていた。
ただ…
「え…」
「ただ…
ただね、なんか、最近ね…
あぁ、どうしよう…」
言おうか…
言わまいか…
心が揺れてしまう。
果たしてこんなことを美冴さんに話して…
呆きられないか…
嫌われないか…
いや、笑われないか…
ああ…
どうしよう…
すると美冴さんは触れている手をギュッと握ってきた。
そしてわたしの、万が一のマズい、あの過去の『黒歴史』時代の誰かからの着信の可能性も無くは無い、知らない番号からの着信は…
いつの間にか止まっていた…
「わたし、もう、過去は…
昔の事は…
できれば…
気にしない事にしたんですよ…
だから、相手の過去も気にしないし、詮索もしない…
ううん、したくないかなって…」
美冴さんはそう言ってきた…
だから、知り合う前の武石健太の事は気にしないし、逆に、きれいに清算してこい、と、まで云ったという。
その美冴さんの大きさ、度量に、わたしは少し驚き…
そして…
憧れてしまう…
「うわぁ、すごいわぁ…
やっぱり美冴さんは大人ぁって感じがぁ…」
本当だ…
「そ、そんな、ゆかりさんだって同じじゃないんですかぁ?…」
いや…
全然…
そんな事無い…
特に最近、嫉妬心という想いを自覚してからは…
心が揺れっぱなしなのだ…
「あ、う、うん…
そうかも…しれない…かな…」
だけど…
その心の揺れを、なんとなく、美冴さんには悟られたくない想いが…
そう言わせたのだが…
多分、隠せては、いや、全然、隠せない…
ダダ漏れである…
「あら…」
ほら、バレてしまった…
「あ、い、いや、別にわたし達の間にはにはなにもないのよ…
ただ…」
こうして二日間、夜を過ごし、愛し合い、関係を深めてしまった今…
本当は、こんな気持ちや想い…
心の揺れを…
美冴さんには話したくはないのだが…
甘えたい…
話したい…
聞いて欲しい…
そんな矛盾した想いも湧いていた。
ただ…
「え…」
「ただ…
ただね、なんか、最近ね…
あぁ、どうしよう…」
言おうか…
言わまいか…
心が揺れてしまう。
果たしてこんなことを美冴さんに話して…
呆きられないか…
嫌われないか…
いや、笑われないか…
ああ…
どうしよう…
すると美冴さんは触れている手をギュッと握ってきた。
そしてわたしの、万が一のマズい、あの過去の『黒歴史』時代の誰かからの着信の可能性も無くは無い、知らない番号からの着信は…
いつの間にか止まっていた…
