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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 192 ビアンな夜(94)

 わたしの中でのさっきまでの絶頂感の余韻は吹き飛び、一気に美冴さんの両脚を抱え、股間を広げ…

「はぁんんっ、ゆ、ゆかりぃ…」

 その股間に…

 いや、みさえのストッキング直穿きの股間に、顔を、舌先を、押し付けたのだ。

「は、ん、んん…」
 そしてその股間に舌先を擦り付ける様にして舐め上げていった。

 反撃である…

 昨夜に続きの、二回目の抱擁と逢瀬であるのだ…

 もう戸惑いも、迷いも、躊躇の想いは微塵もない…

 あるのは…

 快感を求め、貪る、同性同士の欲望の想いしか湧いてはこない…

 そしてそんな想いが、思考を完全に支配してきていた。


 感じさせられたら、感じさせ返す…


 そんな強い衝動が湧いてきていたのであり。


「あ、あぁ、や、ん、ゆ、ゆかりぃ…」
 みさえはこのわたしの舌先の快感にブルっと身震いをし、下半身を身悶えし、愉悦の喘ぎを上げてくる。

 わたしは…
 ストッキング直穿きで舐められる…
 その快感は知っていた…
 ナイロン繊維の快感も知っていた…

 なぜならば、彼に、大原浩一本部長に、何度となく愛されて、感じさせてもらっていたから…


「はんっ、あっ、んん…」
 
 そして、この美冴さんも…
 もちろん、このストッキングの快感を知っている…
 いや、わたしより知っているはずだ…

『前の彼氏が物凄いストッキングフェチで…』

『…だから、紐パンティばっかりになっちゃったの…』

 昨夜、そう恥ずかしそうに云っていた…

「あぁぁん…」

 わたしの舌先の快感に、両手で頭を抑え、両脚をグッと挟み込み、気持ちよさそうに…
 快感に…
 喘いでいる…


 そしてわたしも…

 この舐める…
 ストッキングというナイロン繊維越しにアソコを舐める…
 という口唇の愛撫の感触の快感に、心を震わせていた。

 初めて、ストッキングのナイロン繊維越しに女性の、同性のアソコを舐めるというその快感に、いや、この感じている舌先の快感に、愉悦していた…

 舐めるのも快感なのだ。

 この、よく『秘貝』と、称される様な女性器の独特の形状と、そのヒダが、ナイロン繊維に押しつぶされて、まるでヒダが『秘貝』から…

 『羽根を拡げた蝶』の如くに拡がって魅惑的な美しさを描いている…

 

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