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シャイニーストッキング

第10章 絡まるストッキング9      美冴とゆかり

 106 ビアンな夜(47)

 そう…

 わたしとゆかりはこうして抱擁をしながら一つに繫がったのだ…

 そして…

 あとは…

 お互いに、震え、狂う程の快感を求め、与え、そして貪るだけなのだ…

 それがお互いの余計な想いや迷いを忘れさせ…

 その先に…

 明日へと…

 お互いに新しい一歩を踏み出せるはずなんだ…

 わたしはそう開き直り、そして考え、思った…

 だから…

 とにかく…

 このゆかりを狂わせる…


「はぁんっ…」

 わたしはそう心で慟哭をしながら、指先をゆかりのクリトリスに運び、弄る…
 するとゆかりは口吻の唇を離し、そう喘ぎを叫び、そして全身をビクンと大きく震わせてきたのだ。

 やっぱり…

 ゆかりも…

 このクリトリスが激しく感じるんだ…

 わたしと同じだわ…
 
 と、いうことは…

 わたしが感じるように… 

 してもらいたいように…

 愛撫を、愛すればいいんだわ…


 もう迷いも、戸惑いも、不惑も消えた…

 今夜は…

 わたしは…

 ゆかりにとっての大原浩一本部長になって…

 ゆかりを愛するんだ…

 ゆかり…

 ゆかり…


「はぁん、や、あん、み、みさえ……」
 わたしの指先によるクリトリス弄りにゆかりは狂い始めてきた。

 首を振り、身悶えし、全身を震わせ、わたしの右手を掴む手に力が籠もり…
 そして激しい歓喜の、いや、喜悦の快感の叫びを上げてくる。

 クリトリスを弄るわたしの指先も快感を感じてくる…
 ゆかりのクリトリスは硬く、小さく勃起をし、愉悦の震えを起こしていた。

 そう、これよね、ここを…
 自分で感じる様に、してもらいたい様に、弄れば良いのである。

 あとは…

 ゆかりが勝手に昂ぶり、また、イッてしまうのだ…

 ああ、ゆかり…

 ゆかり…

「はんん…あ…、や、み、みさ……」
 ゆかりの全身から汗が吹き出し、背中をのけ反りながら、震え、そして…

「ああっんっ、やっ、んんっ、あっくっう、ああ、っくうぅぅ……」
 そう歓喜の、喜悦の、絶頂の叫びを上げ、ブルブルと激しく震えて絶頂感を迎えていく。

「あ……んん…………ぅぅ…………」

 そしてぐったりと脱力し…

「はぁ…はぁ…はぁぁぁ…………」
 と、吐息を漏らしながらわたしを見つめてきた。

 あ…

 


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