
シャイニーストッキング
第10章 絡まるストッキング9 美冴とゆかり
15 美冴の香り…
「じゃあ、どうぞ…」
ついにわたしのウチに、家に、初めてお友達という存在が来宅したのだ…
そしてわたしは玄関ドアを開け、美冴さんを誘い、招き入れた。
「おじゃましまぁす」
美冴さんはそう小さな声で呟き、わたしの差し出したスリッパを履く。
「どうぞ…」
そしてリビングへと案内をしていく。
「あ、あらっ
この香りは…」
すると美冴さんは、そう呟いてくる。
「はい、美冴さんをイメージして、ムスク系のお香を焚いたんです」
そう、美冴さんの代名詞的な甘い香りのフレグランス…
昨夜、鈴木くんの彼女である松山美咲ちゃんもそう云って身に纏っていた。
甘い香りのムスク系…
「あら、嬉しいわ…
でもこのムスク系の香りは、元々は、あの亡くなった彼が大好きな香りだったんです」
と、美冴さんは少し遠くを見るような目をして、そう言っつきたのである。
「あ、そうなんですか…
でもわたしもそうだし、なんかコールセンターのスタッフも、今や美冴さんの代名詞の香りっつ云ってるんですよぉ」
「やだわぁ、なんか恥ずかしい…」
わたしがそう云うと美冴さんは恥ずかしそうに呟いてきた。
「うん、よいしょ」
そんな会話をしながら、わたしは発泡スチロールのクーラーボックスの箱を持ちながら、肘を使ってリビングのドアを開ける。
「きゃあ、な、なんて…」
すると、リビングに入ってきた美冴さんが、そんな小さな悲鳴を上げてきたのだ。
「え…」
「うわぁ、なんて素敵なリビング…
それにこの風景…」
と、やや呆然としながら美冴さんは言ってきた。
「じゃあ、どうぞ…」
ついにわたしのウチに、家に、初めてお友達という存在が来宅したのだ…
そしてわたしは玄関ドアを開け、美冴さんを誘い、招き入れた。
「おじゃましまぁす」
美冴さんはそう小さな声で呟き、わたしの差し出したスリッパを履く。
「どうぞ…」
そしてリビングへと案内をしていく。
「あ、あらっ
この香りは…」
すると美冴さんは、そう呟いてくる。
「はい、美冴さんをイメージして、ムスク系のお香を焚いたんです」
そう、美冴さんの代名詞的な甘い香りのフレグランス…
昨夜、鈴木くんの彼女である松山美咲ちゃんもそう云って身に纏っていた。
甘い香りのムスク系…
「あら、嬉しいわ…
でもこのムスク系の香りは、元々は、あの亡くなった彼が大好きな香りだったんです」
と、美冴さんは少し遠くを見るような目をして、そう言っつきたのである。
「あ、そうなんですか…
でもわたしもそうだし、なんかコールセンターのスタッフも、今や美冴さんの代名詞の香りっつ云ってるんですよぉ」
「やだわぁ、なんか恥ずかしい…」
わたしがそう云うと美冴さんは恥ずかしそうに呟いてきた。
「うん、よいしょ」
そんな会話をしながら、わたしは発泡スチロールのクーラーボックスの箱を持ちながら、肘を使ってリビングのドアを開ける。
「きゃあ、な、なんて…」
すると、リビングに入ってきた美冴さんが、そんな小さな悲鳴を上げてきたのだ。
「え…」
「うわぁ、なんて素敵なリビング…
それにこの風景…」
と、やや呆然としながら美冴さんは言ってきた。
