
シャイニーストッキング
第9章 絡まるストッキング8 部長佐々木ゆかり
195 釣り合い…
こんな会話のじゃれ合いなんてしたのは、いつ以来なんだろうか?…
と、戸惑いも覚えていたのだ。
「いや、弟じゃなくってぇ、彼氏っしょ」
杉山くんは笑顔で彼女に話していく。
「いやいや、それは無い、あり得ないし、絶対に見えないからぁ」
「そんなこと…」
「そんな事あるわよ」
と、ビシッと彼女は言ってくる。
だが、笑顔だ。
「見なさいよ、今日の佐々木部長はハイブランドなブラウスに、このスタイル抜群のワイドパンツ…
それに引き換え杉山くんは…」
そう言いながら上から下まで杉山くんを眺めていく。
「そのヨレヨレのダンガリーシャツにチノパン、そしてスニーカー…
全然釣り合わないでしょう…
まるで大人と大学生みたいにしか見えないわ…」
確かに、言い得て妙であった…
「あ、いや、そんな…休みだし…」
ボソッと呟く。
「杉山くんとだったら、まだ、創(そう)くんの方が釣り合うわ」
と、鈴木くんを見る。
あ、確か鈴木くんは創って書いて』はじめ』と呼ぶ名前だったか…
「年齢だって近いし…」
鈴木くんは黒いカッターシャツにやはりダークグレーのパンツでシックに決めていた、今夜、これからデートなのもあるのだろうが…
そして彼は確か28歳、わたしは30歳、釣り合う…とは、いえる。
「おい美咲、そのくらいにしておけよ」
と、鈴木くんは彼女を制する。
「くそぉ、ダメかぁ、ここんところ部長と一緒だったから、いい感じな筈なんだけどなぁ」
と、ふざけながら悔しがってきた。
「いやいや、いい感じは無いから…」
と、つい、わたしもそう返してしまう。
どうも杉山くんのノリはわたしに心地よいらしく、そう、会話に乗ってしまうみたいであった。
そして、こんなことは始めてであったのだ…
相性がいいのだろうか?…
いや違う…
わたしが変わったのだ…
明るくなったのだ…
「じゃあ、そろそろ…」
すると鈴木くんはそう言ってきた。
さすがにちゃんとわきまえているようである。
だが…
こんな会話のじゃれ合いなんてしたのは、いつ以来なんだろうか?…
と、戸惑いも覚えていたのだ。
「いや、弟じゃなくってぇ、彼氏っしょ」
杉山くんは笑顔で彼女に話していく。
「いやいや、それは無い、あり得ないし、絶対に見えないからぁ」
「そんなこと…」
「そんな事あるわよ」
と、ビシッと彼女は言ってくる。
だが、笑顔だ。
「見なさいよ、今日の佐々木部長はハイブランドなブラウスに、このスタイル抜群のワイドパンツ…
それに引き換え杉山くんは…」
そう言いながら上から下まで杉山くんを眺めていく。
「そのヨレヨレのダンガリーシャツにチノパン、そしてスニーカー…
全然釣り合わないでしょう…
まるで大人と大学生みたいにしか見えないわ…」
確かに、言い得て妙であった…
「あ、いや、そんな…休みだし…」
ボソッと呟く。
「杉山くんとだったら、まだ、創(そう)くんの方が釣り合うわ」
と、鈴木くんを見る。
あ、確か鈴木くんは創って書いて』はじめ』と呼ぶ名前だったか…
「年齢だって近いし…」
鈴木くんは黒いカッターシャツにやはりダークグレーのパンツでシックに決めていた、今夜、これからデートなのもあるのだろうが…
そして彼は確か28歳、わたしは30歳、釣り合う…とは、いえる。
「おい美咲、そのくらいにしておけよ」
と、鈴木くんは彼女を制する。
「くそぉ、ダメかぁ、ここんところ部長と一緒だったから、いい感じな筈なんだけどなぁ」
と、ふざけながら悔しがってきた。
「いやいや、いい感じは無いから…」
と、つい、わたしもそう返してしまう。
どうも杉山くんのノリはわたしに心地よいらしく、そう、会話に乗ってしまうみたいであった。
そして、こんなことは始めてであったのだ…
相性がいいのだろうか?…
いや違う…
わたしが変わったのだ…
明るくなったのだ…
「じゃあ、そろそろ…」
すると鈴木くんはそう言ってきた。
さすがにちゃんとわきまえているようである。
だが…
