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　160　禁断の果実の味…

「あぁ…みさえ…さぁん……」

　絶頂感の痺れが子宮の奥から湧き上がってくるようであった…
　そしてその昂ぶりと共に膝の力が抜けてきてしまい、立っていられなくなってきつつあった。

「あんっ…やん…いっ…っくうぅぅ…」
　
　そしてわたしは再び絶頂感を迎え、シャワールームにしゃがみ込んだ…
　
　ジャー、ジャババー…

　そんな絶頂感に浸り、しゃがみ込んでいるわたしの上からシャワーのお湯が流れ落ちてきていて、そのシャワーの水流と共にゆっくりと絶頂感の快感も流れていくようであった…

「はぁぁ…ふうぅ…」

　そしてそのシャワーの水流は、昨夜の美冴さんとの同性愛的な自慰行為の快感の余韻という、まるで二日酔いの様な完全に目覚めていない快感の余韻を心地良く流してくれ、ようやく目覚めさせてくれるようであった…

「はぁ…ふぅ…よいしょ…」
　わたしは快感に痺れるカラダをシャワールームの壁を使ってゆっくりと立ち上がる。

　なんとか、スッキリしたかも…
　そして再びカラダを洗い流してシャワーから出た。

「ふうぅ…」
　だが、まだアソコがジンジンとしていた…
　しかし今日は当番出勤なのである、ゆっくりと余韻に浸っている場合ではないのである。

　とりあえず急ぎ髪を乾かして、ドレッサーに座り化粧を施していく…

　あ…

　そう、なんとなく顔がスッキリしている感じに見える。

　気持ち良かったからかなぁ…
　今となっては昨日の朝の余韻は、あの『三山蓮』のせいで最悪であった。

　だけど今朝はスッキリだ…
　
　昨夜、今朝と、美冴さんでシちゃったからかなぁ…
　
　だが、それはそれで複雑ともいえる…

　そう、それは、まるで…

　禁断の、魅惑の、そして甘い果実の味を知ってしまった…
　かの様な感覚といえたのだ。

　そう、禁断の果実の味をわたしは知ってしまった…