ほしとたいようの診察室
第7章 回想、主治医の苦悩
病院から、そのまま居酒屋へ直行した。
乾杯も早々に、
「さて、今日のその浮かない顔の原因について聞こうかな」
と、吹田先生は楽しそうに話し出した。
今日までののんちゃんとの経緯を洗いざらい、吹田先生に話す。酒を飲みながら、ぽつぽつと。
……それはまるで、悪いことを懺悔するかのように。
そうなったのは、話している途中から、吹田先生の表情が段々と険しくなっていったからでもある。
俺が話終わるまで、吹田先生はじっくりとその話を聞き……
話終わると、ひと呼吸おいて、バシッと言い切った。
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