ほしとたいようの診察室
第6章 回想、はじめまして
「……」
真剣な顔で、ベッドの上に立ち上がっているのんちゃんが手にしていたのは、輸液のクレンメ部分で。
いや、まて、たしかにおとなしいはおとなしいけども……!!!
え、なに? もしかして、クレンメ全開にしようとしてる……?
おそらく多分、輸液の落ちる速度を調節する部分(クレンメ)に手をかけて、早く点滴を落とそうとしているんだと思い。
なぜか手に付いていたはずのミトンは床へ落ちていて。
「やっば、ちょっと待った!!!!!」
のんちゃんがベッドの上で、音もなくバランスを崩して……
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