
出会い系サイトのレイプマン
第1章 レイプマン登場
マキの言うのを聴いて、彼氏のいない田中理沙は、聞き役専門になっていた。マキの考えは、あたしの希望は専業主婦で、親との同居はお断り、彼は長男だけど、親の老後のお世話は。お断り!って言ってあるの。ええっー!そうなのマキ、あら、私も同じ条件を、彼に出しているわよ、隣でレモンサワーを飲んでいる。佐藤真理恵も会話の中に入ってきた。2人とも強気な事を言っているのね、彼の事は考えないのかしら、話の聞き役をしている田中理沙は、言葉にはしないが、内心ひどいんじゃないと、思っていた。女からの理想型と、男からの理想型は、異なることが多い。彼氏に希望条件を飲ませても、いつかは破綻する可能性が高いだろう。田中理沙もあの時は、男なんて、星の数ほどいると思っていた、でも星はたくさんあっても、星と星の間は離れているじゃない、中々運命の出会いって無いもんだわ、それでよ、それで出会いサイトを始めたんだわ、そしたらこんなヒドイめに、夜空に輝く無限の星、しかし星と星の間は、距離が離れている。街を歩けば人混みの中に、いくらでも素敵な人はいるかもしれない、しかし接点がないのだから、なかなか出会える物ではないのだ。
