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出会い系サイトのレイプマン

第1章 レイプマン登場

田中理沙が探している道とは、公図に書かれた赤道だった。赤道には、6尺道路と、9尺道路が多い、田中理沙の探している道路は、普段は誰も通らないから、雑草や木が伸びていたりして、分からないことが多い、ましてライトしかないし、深夜の時間帯だ、発見出来たら凄い勘と、鼻のよさだ、測量師でも根をあげただろう。つまり探していた地点は、ゴルフ場の、穴ボコと同じ広さと同じだった。そう、ホールインワンを、したに等しかった。田中理沙は暗闇の中でライトの照す明かりで、6尺道路を見つけた。山林の所有者は、赤道を意識して、杉の木や、檜木を植えていないからだ。田中理沙はその場にしゃがみ込んで、黒いハンドバックの中から2枚の構図を出した。2枚の構図を落ち葉の上に置いて、つなぎ合わせて見ている。ここを左にまがれは、高滝神社前の砂利道に出れる、構図で8センチぐらいだから、距離にして50メートルぐらいね。明治時代に作成された構図は、600分の1に縮小されているからである。

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