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出会い系サイトのレイプマン

第1章 レイプマン登場

黒田明は。白いクラウンから降りて、ペンシル型ライトを照しながら。ジャリ道を歩き出した。
曽谷電気店か、ここらは臭いな、曽谷電気店は林家商店と。高滝公民館の間にある建物。黒田明は以前にも、この建物のドアを開けようとしたことがあった。今になって、鍵が掛けられていることを思い出したようだ、ここには居ないな、ん、隣の公民館も臭いな、垣根の向こう側には高滝公民館が見える、黒田明は高滝公民館に向かい歩き出した。植木の垣根をくぐり抜けて、高滝公民館の裏側の敷地に侵入して行く。田中理沙はライトを消して窓側のカラス戸を少しだけ開けて、外を眺めていた。嫌だ、あいつが来た、急いでガラス戸を閉めてその場にしゃがみ込んだ、そうだ、せめて地図だけでも持って行こう。田中理沙は高滝ダム建設関係の書類の中から、公図を2枚だけ取り出して黒いハンドバックの中にしまいこんだ。ここの公民館は先月利用したな、黒田明は、高滝公民館の裏口ドアを開けようとしたが、鍵が掛けられていて開かない。あれへんだな、鍵がかかってやがる。

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