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出会い系サイトのレイプマン

第1章 レイプマン登場

県道48号線は道路幅が狭くてカーブも多いし、坂道や橋などがあって、あまりスピードは出せなかった。深夜だけあって、白いクラウンのエンジン音は遠くまで鳴り響いた。田中理沙の耳も、黒田明の運転する車のエンジン音を捕えていた。もう。あいつが、後ろから追って来たんだわ、わずかな時間が経った後に、クラウンのハイビームで県道48号線は明るく照らされた。県道から20メートルも奥に入っているので、黒田明に発見はされなかったが、田中理沙に緊張が高まった。田中理沙は杉の大木から、半分だけ顔を出して、県道を確認した。轟音をを出して白いクラウンは、田中理沙の前を通過して行く。やっぱり、田中理沙の恐れていた黒田明だった。楽しく過ごした、時間は何を残したのか?何が楽しかったのか?まだ若かった田中理沙の心の傷は深く、傷ついた。
ガサッ、ガサッ、ゴソッ、ゴソッ、今度は針葉樹林の中で聴こえる、謎の音に、田中理沙は素早く反応した。音の大きさからして、何か得体の知れない何かが接近して来ていた。

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