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瑠璃色の補習

第7章 修学旅行

受験生の夏休みはあっという間だった。
日頃から勉強していて志望校には余裕がある瑠璃も流石にたくさん勉強した。

そして、北沢と瑠璃はというと、、

夏休み明けの最初の補習で北沢は何もなかったかのように瑠璃に振舞った。
瑠璃もそれが先生の優しさなんだと思い、できるだけ今まで通りを意識した。

でも、お互い以前のように集中できず、補習の内容は先には進まず復習をしているだけだった。


夏休みが終わり次のイベントは修学旅行だった。
男女混合で4〜6人の班を作るというので学年は盛り上がっていた。
別のクラスの子と組んでもよく皆んなカップル同士や好きな子と同じ班になれるように必死だった。

環奈「瑠璃!もちろん同じ班になってくれるよね?」

瑠璃「うんもちろん!いつもありがとう環奈!」

環奈「後、他に一緒の班になりたい子いる?」

瑠璃「鷹野くん誘おうよ!」

環奈「えっ、、でも、瑠璃いいの?」

体育祭の後、環奈は保健室で泣いていた瑠璃から全てを聞いた。
そして自分だけうまく行ってしまったことに少なからず罪悪感を感じていた。

瑠璃「なんで?環奈が遠慮することないんだよ!ほら、さっそく誘いに行こう!」

遠慮する環奈を連れ、隣りのクラスに向かう。

環奈「悠太〜?(鷹野くんの下の名前)」

鷹野「おー!環奈!」

環奈「あのさ、瑠璃と一緒の班になったんだけど人数足りなくて悠太も一緒に行かないかなー?って!」

鷹野「おーさんきゅ!よろしくね早河さん!あと他に決まってんの?4人からだろ?」

環奈「まだ決まってない」

鷹野「んじゃ、俺が1人誘ってもいい?」

環奈・瑠璃「うんいいよ!」

鷹野「ほら、起きろよ!」

??「うっせーなぁ、、なんだよ?」

鷹野が起こした男の子はダルそうに顔を上げた。

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