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瑠璃色の補習

第6章 体育祭

えっ、、今、早河俺のこと好きって言った、、よな、、?
思考が止まる。

瑠璃「北沢先生、好きです。大好きです。だから、、」

単純にすごく嬉しかった。

でも、俺と付き合ったら絶対に早河を傷つけて苦しませることになる。それだけは間違いない。

思ってもない漫画のようなセリフを言う。

北沢「早河、ごめん。君が俺に抱いている感情は憧れや安心感のようなものだ。恋ではない。」

瑠璃「どうして、、そんなこと言うんですか、、?」

北沢「それは俺が君が教師と生徒だからだ。それ以上でもそれ以下の関係でもない。」

瑠璃「せっかく振られるなら先生の言葉で振られたかった、、。」

俺が真摯に彼女の気持ちに向き合っていないことは早河にはお見通しだ。

最悪だ、、。結局俺は早河を傷つけてしまった。

幸か不幸か明日から夏休み。しばらく顔を合わせることもない。
その間にお互い気持ちが落ち着くことを願って。

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