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そして愛へ 「改訂版」

第1章 そして愛へ 「改訂版」

 「かおりさん。あげたくなった。いい?」
 わたし、気持ちよさを感じることに夢中になっていたので返事ができなかったんですが、進さんの精がきてくれるのはわかりました。進さんの精がきてくれたのを感じますと、嬉しくて気持ちよくて進さんにギュッとしがみつきました。そして、
 「進さん好き
  進さん好き」
 と、なんどもなんども言い続けました。
 進さんは、かおりちゃんの中に入ってくれたまま、わたしを優しく抱いてくれまして、
 「かおりさん。好きとなんども言ってくれたね」
 「ええ。だって、わたしほんとに進さんが好き」
 「ありがとう。私も、かおりさんが大好きだ」
 「嬉しい」
 「かおりさん。ほんとに気持ちよかったみたいだね」
 「うん。もうね、なにがなんだかわからなくなるくら
  い、気持ちよかったの」
 「私も、とっても気持ちよかったよ」
 「わたし、進さんの精がきてくれるのが、はっきりわか
  るのが嬉しいの」
 「そんなにわかるの?」
 「ええ。はっきりわかったわ。
  進さんの精が温かいのもわかったの。
  ほんとに嬉しい」
 「そんなに喜んでくれたら、私も嬉しい」
 「進さん。これからも精をくださいね」
 「うーん。心配だなぁ」
 「月1回、安全日だったらいいでしょう」
 「でもね」
 「じゃあ、わたしからの、月1回の条件をだします」
 「どんな条件なの?」
 「進さんが、精をくれないなら、わたし、セックスを拒
  否します」
 「へぇー。かおりさんは、我慢できるのかなぁ」
 「あーっ。ダメだ。それダメ。ダメダメ、いまの条件は
  駄目です」
 「あはは」
 「ねぇ、進さん。ほんとにお願い。
  駄目?」

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