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そして愛へ 「改訂版」

第1章 そして愛へ 「改訂版」

 進さんが、わたしをそっと仰向けにしてくれました。優しく優しく、キスしてくれました。ヘッドコーナーからコンドームを出しました。
 「進さん、あのね」
 「うん」
 「あのね、進さんの精が欲しい」
 「駄目だよ。妊娠したら、傷つくのはかおりさんだよ」
 「でも、きょうは安全日でしょう」
 「それでも、妊娠する可能性はあるんだよ」
 「赤ちゃんができたら、わたし産みます」
 「えっ」
 「いのちを授かるんだもの。産みます」
 「そこまで…」
 「だけど、ほんとはその可能性はないんでしょう。ゼロ
  なんでしょう」
 「ゼロだと思うけど…」
 「ね、進さんお願い。
  わたし、進さんのあれにキスをしました。恥ずかしか
  ったけど、進さんのあれが、とっても逞しくて固いの
  がよくわかりました。あんなに逞しくて固いのに、  
  わたしのあそこの中を撫でてくれるときは、ほんとに
  優しく優しく撫でてくれるんだなと、あらためて嬉し
  くなりました。その嬉しさがもっとおおきくなるよう
  に、進さんの精が欲しいの。
  進さんのあれに、キスするのは恥ずかしかったけど、
  進さんの優しさをあらためて感じましたので、勇気を
  だして、精が欲しいと言えるんです。
  進さんお願い、わたしに精をください。
  駄目?」

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